アドラー心理学:簡単解説 Eテレ第3回「対人関係を転換する」/嫌われる勇気

「対人関係を転換する」/嫌われる勇気

 

 

1、「全ては対人関係」

孤独ですら他人がいてこその孤独である。 全ての行動には相手役がいる。

しかし人間は自分が世界の中心にいるから全て他人は敵とみなしてしまう。

「広場恐怖症」
人に見られたくないではなく、

実は世界の中心にいたい。

 

原因。。。※甘やかされて育ったこと

全てを与えられてしまうから与えられるのを待つことしかしなくなる。
そのため他人に依存してしまう。
注目を得るため、自分中心になるためにわざと問題行動をとったりする。
他者が自分に何をしてくれるかを待つ・そうでない場に直面すると
キレたりする。

例:親の愛情を求め、親に注目してほしいことから無意識に、
もしくは意図的に気をひく行動をとる。

 

親は・・・そんなことしなくても

「あなたのことを愛している・
あなたのことをちゃんと見ている」

ということをきちんと伝えることが重要である。

愛されていると安心を得られれば注目を引く行動は

徐々に無くなっていく。

 

2、「承認欲求」とは/嫌われる勇気(アドラー心理学)

褒められたい・・認められたい・・期待に応えたい・・
本当にしたいことでなくても他人のためにやる。
しかし後で何が問題が起きた際にはその人のせいにしてしまう。

他人の期待を満たすためにだけに生きてしまうと本当の自分を捨て
他人の人生を生きることになってしまう。

人間は自分自身を描く画家である・全てを自分で決め自分で責任を負う。

 

 

※賞罰教育に関係・・・

例:褒められて育った子供がゴミが落ちているのに気づいた時・・・

• 自分がゴミを拾っているところを見ている人がいれば拾う。
• 自分がゴミを拾っているところを見ている人がいなければ拾わない。

褒めてくれる他人がいなければ「やらない」のである。
また、いいことをしたのに褒められなければ逆にキレる。
承認欲求が強い人は「人の顔色を見て行動する」
ようになってしまう。

「人生はgive and take」承認されなくても見返りを求めてはいけない。

 

 

 

3、「課題の分離」/嫌われる勇気(アドラー心理学)

 

課題の分離ができた時、対人関係はシンプルになり無駄な競争をしなくなる。

 

「他人と対等な関係を築ける」

 

例:雨に例えると、降っている雨を傘で防げても「雨を止めることはできない」

自分の課題でないものは、その課題である本人(他人)の意思を支配できない。
他人の課題を切り捨てる・課題に対して最終的な結末を負う人間が決める。

例:親が思ってるいい人生が子にとっていい人生かどうかはわからない。

その課題が誰の課題であるか話し合うことが重要。
進路に関しては子供の課題のため、いくら親でも支配はできない

自分が自分の課題として責任を負う・課題を1つ1つ切り分ける

親の思い描くことを押し付けた場合、その課題の責任を人のせいにする。

 

人間は自分の運命の主人公である。

 

「課題の分離が入り口」である対人関係は摩擦は避けられないが・・・

幸福を感じるのは他人が居てこそ感じられる。

対人関係のカードは自分が握っている。

関係を良くしようと自分が思い変化することで関係性が変わる。

 

 

《 3回目を見て私が感じたこと・・・ 》

※それぞれの課題を割り当て、決して他人の課題に必要以上に踏み込まず、
見返りを求めない暖かい思いやりで接するように自分が変わることができれば
対人関係はもっと楽になるのではないかと感じました。

 

「他人を変えるのは困難だが、

自分を変えることはできる!」

「嫌われる勇気」を持つ!

 

続編の「幸せになる勇気」も是非!!

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

COMMENT ON FACEBOOK